僕がツィッギーだった頃

魚は頭から腐る。靴下は踵から穴開く。

ペケジは何処へ行った

ジェネレーションギャップの話をしよう。そうgeneration gap。世代間の断絶。そんな話。しますよ。中年男性が最近の若いもんはとか言い出しますよ。臭え口で。なんならもうそんな話しかできないですから。その辺の引き出しだけどんどん増えてますからね。タンス全部それで埋め尽くされて、あーもうこの引き出しもいっぱいになっちゃったから靴下入れてた引き出しにも詰め込んで、ビーフジャーキー入れてた引き出しも一回全部ジャーキー出してから入れ換えてって、え?オマエ引き出しにビーフジャーキー入れてんの?そんなにたくさん?何用?

会社の女の子がですね、前回ちょっと出てきた猫アレルギーの猫好きの子。まあ二十代ですよ。平成生まれ。可愛らしい子なんですけどね、その子にドラゴンボールの例え話したんですよ。「それって修行用の超重たいリストバンドしたまま天下一武闘会に出るようなもんだよね。悟空のように」って。うん、驚くかもしれないけどこれネタとか作り話じゃなくてマジでした。この例えをした。恥ずかしながら。何を例えたのかもう全然覚えてないけどした。したら猫ちゃんが「ドラゴンボール詳しくないから分かんない」だって恥ずかしいいいい!!つーかドラゴンボール詳しくない子にさも一般教養であるかの如く前置きなしで天下一武闘会とか言っちゃうクソジジイいいいい!!バーカバーカ!!

しかしこれだけに留まらずなんですよ恐ろしいことに。もうドラゴンボールおじさんが白昼堂々得意顔で繰り出す天空ペケ字拳の大自爆だけでそこそこ仕上がった地獄なんですけどね。猫ちゃんたら続けて

「昔、アラレちゃんて漫画あったじゃないですかぁー。あれとドラゴンボールって絵が似てないですか?だから区別があんまつかなくてゴッチャになってるんですう。」

は?おま、は?何言ってる?え?いや、え?え!?ゴッチャになってるんですう、って。とととと鳥山明知らないんかーい!!

「あ、おんなじ人が描いてたんですね。どーりで。」

てゆう二段構えのジェネレーションギャップ話でした。最近の若い奴は常識がないよな!勉強しろ勉強!


まあ、その猫ちゃんもルパン三世マニアだもんでジャケットの色でどのシリーズのルパンかわかる手合いだからどうかしてるんですけどねきっと。