僕がツィッギーだった頃

魚は頭から腐る。靴下は踵から穴開く。

キョンキョン

昨日、呂布を見たと書きました。赤兎馬の代わりに自転車にまたがり、方天画戟に見立てたカッターを振るい、敵武将そっくりの草、いや、こっちの呂布だけにそう見える。埼玉の国道沿いで比較的身近に楽しめるタイプの呂布だけには。だけには敵武将に見える雑草を真顔でメッタ斬りにしている平日昼間の呂布。ことメガネのオッサン。を見たと。雑草が怒涛の如く押し寄せる敵武将に見えてるんですよ。「うぬら凡将どもがいくら束になったとてこの呂布の敵ではないわ!ゆくぞ赤兎!あ、こらスポークはやめろ!赤兎のスポーク曲げたら酷いぞ!」荒武者!

で、今日は、「両手を離しながら自転車を漕ぎ、その両手を真っすぐ前に突き出している。突き出したまま真顔で自転車を漕いでいるオジサン」を見ました。そう、キョンシーです。チャリでより機動力を得たキョンシーです。思わず息止めた。キョンシーおじさん。なんなのこの自転車とオジサンの食い合わせの良さ。こんなのがあっちにもこっちにもって、まさにアイドル戦国時代。地方アイドルシーンもかなり混沌としてきましたよ。ただ、キョンシーって言いましたけど、そのオジサンたら伸ばした手をグーパーさせてたんですよ。グーパーグーパー。おっぱいモミモミしたかったんかな?自転車のスピードが生み出す空気抵抗によって現れるCカップをモミモミしていたのかな。見えてたんでしょうね。理想のお椀型が。平日昼間のオジサンのイマジネーションは無限。自由。ペガサスファンタジー。次見かけたときに自転車のスペックが上がっていたら、より巡航速度が上がっていたら。それはFカップゾーンへの挑戦。キョンシーおじさんを待ちうけるモノは、理想の爆乳か、出会い頭のダンプカーか。早いところお札をデコに貼れ身内。身内早く。故郷に帰せ。