僕がツィッギーだった頃

魚は頭から腐る。靴下は踵から穴開く。

俺とおまえのWBC

貞治「お、イチローの奴今日も試合の準備は万全だな。偉いもんだ。」
松中「監督。あれが噂のスモールベースボールってやつですよ。」
貞治「そうか。しかしすごいスイングだな。さすがスモールベースボール。」
松中「監督監督。僕だって負けていませんよ。とってもスモールベースボールですよ。」
貞治「しかし松中おまえはまだイチローには敵わないさ。」
松中「何を言っているんですか監督。見てください僕のスモールベースボール。ほら!ほら!」
貞治「お、いいぞ松中。だがそれじゃあまだまだミディアムベースボールだ!」
松中「こうですか?これでスモールベースボールすか?」
貞治「まだまだ!もっとスモールだ松中!もっと!」
松中「こうスか?こうスか?スモールすか?」
貞治「よーし松中、だいぶスモールベースボールだ!あと一息!」
松中「スモールすか!これスモールすか!ベースボールすか!」
貞治「よーしよしよし!ナイス!ナイススモールベースボール!」
松中「すもっ!ナイスすか!ナイススモールすか!もーるすか!すグァァァァッ!!肘がっ!!肘がぁーっ!!」
貞治「あーっ!!松中ーっ!!」
松中「監督ー!!」
貞治「松中ー!!」
松中「監督ー!!」
貞治「松中ぁー!!ナイス、ナイススモォォルベェースボォォォル!」
イチロー「あーいい汗かいた。世界は今日も僕を中心に回ってるなぁ。」


つづく