僕がツィッギーだった頃

魚は頭から腐る。靴下は踵から穴開く。

劉繇奮戦記15「忘却の果てから」

197年春
劉繇が主力武将達と会稽を攻めている隙に

本拠地である秣陵の玄関口、

阜陵港に孫策が自ら兵を率いて攻め込んできた。

はたしてこの危機を留守番武将達のみで乗り切れるのか。



秣陵


張英「スーパー将軍張英!ただいま丹陽より帰還いたしましたぞ!」


周繒「おお張英殿!救援に来てくださったのか!
   スーパー将軍なんて地位は聞いたこともないけどこの際頼もしいですぞ!」


陳横「ヒラ将軍陳横!阜陵港の兵を引き連れてただいま戻りました!」


周繒「おお横チン!一人で言いつけ通りできて偉いね!
   オヤツあるから、うがいして手を洗っておいで!」


陳横「子供扱いやめてくださいってば!」


趙譚「よーしこれで孫策軍を迎え撃つ準備は整った!
   孫策め、ギッタンギッタンの返り討ちにしてやる!」


周繒「まあそういきり立つな趙譚。相手はあの孫策だ、事は慎重にいかねばならん。」


陳横「正直このメンバーで孫策軍と対峙するのは厳しいですもんね…。」


周繒「それを言わないでよ横チン。怖くてトイレ行けなくなっちゃうから。」


陳横「はあ、太史慈ロボ殿がいてくれたらなぁ。」


張英「何を言われるか!この張英がいれば孫策の一人や二人!激しい打ち合いを演じて」


周繒「おっ、張英殿が先陣を切って孫策を討ち取ってくださるか!
   小覇王と呼ばれ、『勇猛果敢』と『切れたらシャレになんない』で有名な
   あの孫策を討ち取ってくださるのか!」


張英「一人や二人…激しいメールの打ち合いで…。仲良くなったり…。」


周繒「はい?聞こえませんけど?」


張英「…ごめんなさい。」


趙譚「そんなことより早く作戦を立てましょうよ周繒さん!」


周繒「あーハイハイ。ほんと君は少年丸出しだね趙譚君。
   えーっとそれじゃあ、何か妙策がある人発表してください。」


張・趙・陳「………。」


周繒「じゃあこちらから指名しますハイ陳横君!」


陳横「ビクゥ!えーっと、えーっと、…みんなで精一杯、が、がんばる?」


周繒「ハイじゃあ特に意見もないので、阜陵港に孫策を引き込んでから
   そこを間髪いれずに攻撃するっていう感じでいいですか?」


陳横「(シカトされた!そりゃ確かに酷い発言だったけど、シカトとはあんまり!)」


張英「それでいくしかないでござるよ。そもそもそれしか知らないでござるし。」


趙譚「確かにそうですよね!今までもそれで防げたし、きっと大丈夫ですよ!」


陳横「(シカトされた…。)」


周繒「よーしそれじゃあ孫策が港に入るまでダラダラするぞ!」


張・趙「おう!」



久しぶりだから今日はここまで。


(続く)