僕がツィッギーだった頃

魚は頭から腐る。靴下は踵から穴開く。

三国志Ⅸ日記〜振り向けば虎痴がいる〜

依然196年冬。


天下にまつろわぬ者どもを討伐する戦はまだまだ続く。


とりあえず袁紹のバッキャローがケイと晋陽を
どちらも2千足らずの兵でほったらかしにしてやがるから
この城は放棄したものとみなして天子が占領するだろ。
そうなれば壺関と上党は煮るなり焼くなり
豆板醤をサッとからめるなり、どうにでも料理できるな。
孫堅のウンコタレも長沙・桂陽・零陵の3都市を
維持していこうという気概が見えないからそこは頂く。
そしたらもう袁紹孫堅もほとんど辺境の民じゃーん。
乱世って案外ちょろいっスね〜。



「注進!襄平より袁紹軍5万が東来港に向けて進軍中!」
「注進!敵大将は袁紹関羽です!」
「注進!上党より辛評隊2万が孟津港に進軍中!」



ぶべら。




海上からの攻撃に備えて北海には5万の兵を配置してあったものの、
まさか5万もの軍勢で攻めてくるとは思っておらず、
北海で使えそうな人材といえば軍師の賈ク一人。


賈ク、今までありがとうな。
俺はオマエのしつこい「流言」を忘れないよ。
オマエの鉄鼠フェイスを僕は決して忘れない。
軍師というよりは民を苦しめる吝嗇な地方官吏か
いびつな劣等感をバネにその世界でメキメキと頭角を現した
スパンキングプレイのスペシャリスト
って感じの風采だったけど忘れないよ。
袁紹の「スペシャルローリング四代連続三公グラッツェ家柄ボンバー」と
関羽の「ヒゲ絞め」は苦しいだろうけど俺を恨まないでくれ。
ありがとう!そしてさようなら!



賈ク「5万の兵全員で東来港を死守するから
   南皮より海路で4万、平原より2万、至急送れ。」



ハイ。直ちに。



オレオレ詐欺もビックリの賈文和の押し出しの強さに
ちょっと胸をキュンとさせつつ(強引なくらいが素敵)、
孟津港に攻め込んできた辛評隊には
攻城戦でこれといった出番がないので
もっぱらたんぱラジオで競馬中継を聞きながら
城の改修作業をしたり兵の訓練をしたり
パチンコを打たないくせにパチンコ屋をブラブラしたりしていた
華雄曹仁典韋らのゴロツキどもを向かわせて撃退。
ゴリラと人間のミックスコンボどもが不遇を理由にやさぐれて
街でくだをまいたりヒステリックブルったりするのも防げて一石二鳥。


それでもまだ上党には余剰兵力があるので
また孟津港を空にしておいたところ
まんまと再度兵を進めてきたので
猛り狂う洛陽砦の三悪人を使って殲滅&ヒスブルギター予防。


そうこうしているうちに
東来港でヒゲと上流階級意識にウネウネと絡みつかれて
最悪の画ヅラになっている賈クのもとに
南皮より張儁乂が率いる4万が到着し均衡を破る。
こうなりゃこっちのもんだとばかりに賈クを打って出させ、
優柔不断の貴公子袁紹を撃破。
そして退却しようとしたヒゲを儁乂が破砕。



その間、影の皇帝こと張繍様は
チクチクチクチクとキョウ族に「流言」を仕掛け続けていましたとさ。
引き裂け!心!